プロのヘアメイクを依頼するとき、多くの方が「どんなスタイルにするか」から考えます。ただ実際の現場では、それ以前に「何歳の方が、どんな場面で受けるのか」で組み立てがまるごと変わります。同じ「きれいに見せる」でも、10代と60代では使う道具も、時間配分も、仕上げの狙いも別物です。
本記事では、10代から50代・60代のシニア層まで年代ごとに、どんな場面でプロに頼む価値があるのか、依頼するときに何を伝えればよいのかを、ヘアメイク手配の実務視点で整理します。結婚記念日やカップルの記念日など、二人で受けるという選択肢についても触れます。
結論
- 年代で変わるのは「肌と髪の状態」と「求められる場面」の2つ。スタイルの流行より、この2つのほうが仕上がりを左右する。
- 10代・20代は「写真に残る」前提、30代以降は「長時間崩れない」前提で設計が変わる。同じ料金でも中身が違う。
- 依頼時に伝えるべきは年齢・場面・所要時間・写真の有無の4点。これだけでプロ側の準備は的確になる。
なぜ年代でヘアメイクの「正解」が変わるのか
理由は大きく2つあります。
ひとつは肌と髪の状態の変化です。皮脂の量、乾燥のしやすさ、髪のハリやコシは年代で変わります。同じファンデーションでも、皮脂の多い10代と乾燥しやすい50代では、下地の選び方も塗り方も変える必要があります。ヘアセットも同じで、髪が細くなればピンの打ち方とボリュームの出し方が変わります。
もうひとつは場面の変化です。10代は卒業式やライブ、20代は就活や友人の結婚式、30代は家族写真、40代は記念日や同窓会、50代以降は還暦や金婚式。求められる「その日の役割」が違えば、仕上げの方向も変わります。
プロに依頼する価値は、この2つを踏まえてその日の目的に合わせて設計してもらえる点にあります。
10代|卒業式・推し活、そして広がるメンズメイク
10代でプロに依頼する場面は、卒業式・入学式、成人式の前撮り、ライブ参戦や推し活、コスプレイベント、部活の引退記念など。「写真に残る日」がほとんどです。
この年代は肌のコンディションが良い一方で皮脂が出やすく、長時間の崩れ対策が最大の課題になります。厚く塗るのではなく、下地と皮脂対策で持たせるのが基本です。
メイクをする男子が増えています
近年はっきり変わったのが、男性のメイクが特別なことではなくなったという点です。卒業アルバム、プロフィール写真、ライブやイベント、SNS用の撮影で、10代の男性がヘアメイクを依頼するケースが確実に増えています。
メンズメイクで求められるのは「メイクをしているように見えないこと」です。肌の色ムラや赤みを均一にし、眉を整え、髪の毛流れを作る——それだけで写真の印象は大きく変わります。「メイクをしたい」ではなく「肌をきれいに見せたい」「写真写りを良くしたい」と伝えれば、その方向で仕上げてもらえます。
初めての方は、いきなり本番ではなく撮影やイベントの前に一度サロンで受けてみるのがおすすめです。自分の顔で何が変わるのかが分かり、当日の希望を伝えやすくなります。
20代|就活・友人の結婚式・ライブ参戦
20代は依頼の目的がはっきり分かれます。
- 就活写真・プロフィール写真:清潔感と表情の明るさが評価される場面。盛るのではなく「信頼できそうに見える」方向に寄せます
- 友人の結婚式:主役より目立たず、写真では映える——という難しいバランス。会場の照明も考慮します
- ライブ参戦・推し活:長時間、汗をかいても崩れない設計。カラーやラメを使った「映え」重視も可能
- 成人式・卒業式:和装と洋装で必要な技術がまったく違います
この年代で失敗しやすいのが目的を伝えずに「可愛くしてください」と頼んでしまうことです。就活写真と結婚式では正解が真逆になります。「何のための日か」を最初に伝えてください。就活については就活写真の出張ヘアメイクガイドで詳しく解説しています。
30代|家族写真・七五三・仕事の撮影
30代になると、自分が主役ではない日の依頼が増えます。子どもの七五三、家族写真、入園入学。主役は子どもでも、隣に立つ親の写りは一生残ります。
この年代の要件は「動ける仕上がり」です。子どもを抱き上げる、しゃがむ、走る。それでも崩れないことが最優先になります。華やかさより、崩れにくさと自然さのバランスで組みます。
同時に、仕事の場面での依頼も増える年代です。会社のプロフィール写真、採用サイトの撮影、登壇やセミナー。ここでは「役職や立場に見合って見えること」が求められます。詳しくは七五三本番のヘアメイク手配ガイドや帰省・里帰り写真のヘアメイク手配もあわせてご覧ください。
40代|結婚記念日・同窓会・周年式典
40代は「節目」が集中する年代です。結婚10年・15年の記念日、同窓会、会社の周年式典、子どもの卒業や進学。
肌の面では、乾燥と皮脂が混在しはじめる時期です。若い頃と同じ下地では粉っぽく見えたり、逆にテカリが出たりします。保湿を丁寧に行ってからベースを作るのがプロの基本手順で、ここに時間をかけるかどうかで仕上がりが変わります。
ヘアは、分け目やつむじ周りの見え方が気になりはじめる方が多くなります。根元の立ち上げ方と分け目の作り方で印象は大きく変わるので、気になる箇所は遠慮なく伝えてください。隠すのではなく、見え方を設計するのがプロの仕事です。
50代・60代(シニア層)|還暦・金婚式・孫との記念撮影
還暦、古希、金婚式、叙勲、孫の七五三や入学。人生の節目として写真に残す場面が増える年代です。
この年代でよくいただくのが「メイクは濃くしたくない」というご要望です。実際、シニア層のメイクで大切なのは色を足すことではなく、光の当たり方を整えることです。頬や目元にわずかにツヤを置くだけで、写真での顔の立体感は変わります。塗り重ねると逆に硬い印象になるため、引き算で仕上げます。
ヘアは、髪のハリやコシ、ボリュームの出方に個人差が大きくなります。ご自身の髪の状態を一番よく知っているのはご本人なので、「いつもここがぺたんとする」「この向きは癖がある」といった情報を最初に伝えていただけると、仕上がりの精度が上がります。
ご本人が「自分にヘアメイクは必要ない」とお考えでも、ご家族から贈り物として依頼されるケースも少なくありません。写真は残り、後から見返されるものです。
二人で受けるという選択肢|結婚記念日・カップルの記念日
年代を問わず増えているのが、夫婦やカップルで一緒にヘアメイクを受けるという過ごし方です。結婚記念日、交際記念日、誕生日、プロポーズの前など、きっかけはさまざまです。
二人で受ける良さは、単に写真がそろうことだけではありません。その時間そのものが記念日の体験になるという点です。普段は自分で整えている方も、この日はプロに任せて、鏡の前で仕上がっていく過程を二人で見る。それ自体が特別な時間になります。
実務的なポイントは3つあります。
- 二人分の所要時間を見込む:同時に施術できる体制か、順番になるかで、確保すべき時間が変わります。予約時に「二人で」と必ず伝えてください
- 写真を撮るかどうかを先に決める:撮るなら、カメラ映えを優先した仕上げにできます。撮らないなら、その場での見え方を優先します
- 男性側の希望も伝える:「メイクはしないけど髪だけ」「肌の赤みだけ整えたい」といった部分的な依頼も可能です
記念日にプロのヘアメイクを、という選択はまだ一般的ではありません。だからこそ、贈る側にとっても受ける側にとっても印象に残る過ごし方になります。
年代を問わず共通する3つのコツ
- 「何のための日か」を最初に伝える:スタイル名より目的のほうが情報量があります。写真の有無、照明、屋内か屋外かまで伝わると精度が上がります
- 当日の服装を共有する:色と襟元の形で、似合うヘアもメイクの濃さも変わります。写真を見せるのが最も確実です
- 気になる箇所を隠さず伝える:肌荒れ、分け目、白髪、まぶたの左右差。伝えていただければ対処できます。隠されると当日その場で気づいて時間を使うことになります
年代を問わず通えるサロン|Hair Make Salon M’s
本記事で挙げたような「特別な日のヘアメイク」を、サロンで丁寧に仕上げたい方には Hair Make Salon M’s(高田馬場駅から徒歩2分・完全予約制・運営:M’s株式会社)があります。推し活やライブ参戦、撮影、コスプレ、前撮り、記念日まで、目的に合わせた仕上げを得意とするサロンです。
施術を担当するのは、普段からCM・ドラマ・MV・舞台などの撮影現場で活動している現役のヘアメイクアップアーティストです。「崩れにくく仕上げる技術」「カメラ映え・ステージ映えする色設計」「限られた時間で仕上げるスピード」といった現場の技術を、そのままサロンで受けられます。
メンズのご来店にも対応しています。「髪だけ」「肌の赤みだけ整えたい」といった部分的なご依頼も可能なので、初めての方も相談しやすい環境です。夫婦・カップルでのご来店、記念日でのご利用もご相談ください。
サロンの雰囲気と仕上がりを見る
実際の仕上がり・スタイルの実例・店内の様子は、公式Instagramで公開されています。年代や場面ごとにどんな雰囲気になるのか、写真で確認してからご相談いただくとイメージが伝わりやすくなります。
サロンの所在地・メニュー・こだわりについては、Hair Make Salon M’s のサロン紹介記事で詳しくまとめています。
よくある質問
Q. 10代の男性でも依頼できますか
A. できます。卒業アルバム、プロフィール写真、ライブやイベント、SNS用の撮影などで依頼が増えています。「メイクをしたい」ではなく「肌をきれいに見せたい」「写真写りを良くしたい」と伝えていただければ、メイクをしているように見えない自然な方向で仕上げます。眉を整えて毛流れを作るだけでも印象は変わります。
Q. シニア世代ですが、濃いメイクにはしたくありません
A. その希望を最初にお伝えください。シニア層のメイクで大切なのは色を足すことではなく、光の当たり方を整えることです。頬や目元にわずかにツヤを置くだけで写真での立体感が変わります。塗り重ねると硬い印象になるため、引き算で仕上げるのが基本です。
Q. 夫婦・カップル二人で一緒に受けられますか
A. 可能です。ご予約の際に「二人で」とお伝えください。同時に施術する体制になるか、順番になるかで確保すべき時間が変わるため、事前の共有が重要です。男性側は「髪だけ」「肌の赤みだけ」といった部分的なご依頼にも対応できます。
Q. 依頼するとき、何を伝えればよいですか
A. 年齢・場面・所要時間・写真の有無の4点があれば、プロ側は準備できます。加えて当日の服装が分かる写真と、気になる箇所(肌荒れ、分け目、白髪など)を共有していただけると精度が上がります。スタイル名より「何のための日か」のほうが有効な情報です。
Q. 予約はどのくらい前に取ればよいですか
A. Hair Make Salon M’s は完全予約制です。成人式・卒業式・七五三などシーズンが集中する時期は早めのご相談が安全です。ライブや撮影など日程が決まっている場合は、決まった時点でご連絡いただくと希望の時間を確保しやすくなります。営業時間外の対応についてもご相談いただけます。
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完全予約制です。ご希望日・人数・用途(記念日/撮影/イベントなど)をお知らせください。

